みんな違ってぜんぶいい!小笠原の3つの人気宿に泊まってみた。

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小笠原の旅行者は、船の都合上、最低でも3日間は同じ宿で過ごし、同じ仲間と顔を合わせることになります。だからこそ仲良くなりやすいし、居心地も日を増すごとに良くなっていく。その心地よさこそが、小笠原の最大の魅力かも。僕の場合は、2週間という旅程もあり、3泊ずつ宿を転々としましたがどこも居心地のいい宿ばかり。次はひとつの宿でじっくりと過ごしてみたいと思ってます。さて、今回は色々な宿に泊まったからこそ分かる宿の選び方をご紹介します!

 

 

最初に泊まったのは「小笠原ユースホステル」。

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オーナーさんも、ヘルパーさんも、そこに集まる旅人も、やわらかくて優しい人たちばかり。24時間使える広い居間にはいつもゆるやかな賑わいがあり、島民や、ほかの宿に泊まっている客もさえも集まってきます。だからこそ、基本情報も、ディープなこぼれ話も集まります。たとえコミュニケーションが苦手でも、いつのまにかファミリーに入れてもらえる「あたたかさ」が一番の魅力。一般的なユースのイメージとは違い、ルールも堅苦しくなくて居心地が本当にいい。入港日にはウェルカムパーティーがあり、最終日には盛大なお別れ会も。はじめての小笠原で、予定は決めずにのんびり過ごしたい人にオススメです。
小笠原ユースホステル URL:http://oyh.jp/

 

 

次に泊まったのは「パパヤ」。

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ユースよりもアクティビティ目的で来ている人が多い。ユースがみんなで輪になって仲良くなるような空気感なのに比べ、コアなメンバーで深い友人関係が築ける空気感。とくにマリンスポーツ経験者なら、一気に打ち解けられるのではないでしょうか。自炊できるキッチンや、ウォシュレットつきトイレ、浴槽といったユースにない設備もある。その分、ルールには少し厳しいが、おばちゃんも話せばとてもよく笑うかわいらしい人だし、海の男として名高いオーナー田中さんに会いにくる人も多い模様。実感としては「小笠原にといえば海!アクティビティ&ツアー三昧で遊びたおす!」という人にオススメです。
トロピカルインPAPAYA URL:http://papaya.ecgo.jp/page0101.html

 

 

最後に泊まったのは「プーラン」。

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小笠原という小さな島で、地球の未来を見すえたエコライフを実践。オーナーのRYOさんは男が憧れ、奥さんのチカさんは女が憧れる理想の大人にして憧れの夫婦。廊下からログハウスまで、ここにあるほとんどのものがRYOさんの手作り。食事やトイレ、シャワーまで、生活するだけでたくさんの発見や、おみやげ話ができるはず。「夕食は一品持ち寄り」と書かれていますが、参加は自由だし、料理が苦手でも優しく受け入れてくれます。市街地から離れた森の中にあり、虫が苦手な人にはおすすめしませんが、女性客や欧米人も多い人気宿。ありきたりではない小笠原にどっぷりと浸ってみたい人にオススメです。
エコヴィレッジプーラン URL:http://www.pelan.jp/village/

 

 

紹介した3つの宿はすべて小笠原を代表する有名宿。ユースが初心者向け、パパヤが中級者向け、プーランが上級者向けという感覚。料金はだいたい4000〜5000円ぐらいです。オフシーズンでもない限り、早めに予約をしておくことをおすすめします。

(ライター:志賀章人)(フォト:杉浦弘樹)